好みが分かれる因数分解

高校生向け

共通な因数は無いけれど…

因数分解の基本として,「共通な因数をくくり出す」というものがあります。

 

本題の式 \(a^2bd+ab^2c+bc^2d+acd^2\) には

共通な因数は無いのですが,

 

左2つの項 \(a^2bd\) , \(ab^2c\) には

共通な因数 \(ab\) があり,

 

右2つの項 \(bc^2d\) , \(acd^2\) には

共通な因数 \(bc\) があります。

 

これを試してみましょう!

 

すなわち…

 

 \(a^2bd+ab^2c+bc^2d+acd^2\)

\(=ab(ad+bc)+cd(bc+ad)\) \(=(ab+cd)(ad+bc)\)

 

たすきがけ

因数分解といえばコレ。

 

最初にすべきことは,式を降べきの順に整理すること!

 

今回は \(a\) について整理します。

( \(a\) について次数の大きい項から順に並べる)

 

 \(a^2bd+ab^2c+bc^2d+acd^2\)

\(=bda^2+(b^2c+cd^2)a+bc^2d\)

 

さらに整理して…

 

\(bda^2+c(b^2+d^2)a+bc\times{dc}\)

 

で,たすきがけ!

これにより

 

 \(bda^2+c(b^2+d^2)a+bc\times{dc}\)

\(=(ab+cd)(ad+bc)\)

 

あとがき : 因数分解の “型” を的中させるセンス

本題は 「一部の項に共通な因数を見出す」「たすきがけ」といった方法で解決しました。

 

このように,因数分解のアプローチは1通りのみとは限りません。

 

一方で,「最適 (最も楽) 」が存在したり,「定番の アプローチ をすべて試したがうまくいかない」という 場合があったりと,因数分解の幅広さを実感することがあるでしょう。

 

上級者は この 最適のアプローチ を素早く見出します。

 

このセンスを磨くためには・・・

 

やはり,たくさんの 問題に出会い,たくさんの試行を積み上げることでしょうか?

 

因数分解の問題だけではない。

 

関数,微積・・・ すべてです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました