式の値!

高校生向け

\(x+1=\sqrt{3}\) を変形

条件 \(x+1=\sqrt{3}\) を変形すると何か良いことが起こるかも!

と期待を込めて変形します。

\(x+1=\sqrt{3}\) の両辺を 2 乗して整理すると

\(x^2+2x-2=0\)

実は,これによって大きく前進するのです。

解法1 次数下げ!

前出の通り

\(x^2+2x-2=0\) であり,これを変形すると

\(x^2=-2x+2\) となります。

さて,何が起こったのでしょうか?

\(x^2\) を \(x\) の 2 次式で表すことができたのです。

これを利用して,

\(x^3=x^2\times{x}\)
  \(=(-2x+2)\times{x}\)
  \(=-2x^2+2x\)
  \(=-2(-2x+2)+2x\)
  \(=6x-4\)

\(x^4=x^3\times{x}\)
  \(=(6x-4)\times{x}\)
  \(=6x^2-4x\)
  \(=6(-2x+2)-4x\)
  \(=-16x+12\)

これを問題の 4 次式に代入して

  \(x^4+3x^3+x^2+4x+1 \)
\(=(-16x+12)+3(6x-4)+(-2x+2)+4x+1\)
\(=4x+3\)
\(=4(\sqrt{3}-1)+3 \)
\(=4\sqrt{3} -1 \)

解法2 わり算のよさ!

次数下げ か わり算 か。

どちらが良いかは人それぞれ・・・

ここでも

ここでも \(x+1=\sqrt{3}\) を変形する点は同じ!

すなわち \(\color{red}{x^2+2x-2=0}\)

 

ここでわり算を使ってみましょう。

\((x^4+3x^3+x^2+4x+1)\div\color{red}{(x^2+2x-2)} = x^2+x+1 あまり 4x+3\)

これを変形して

\(x^4+3x^3+x^2+4x+1=\color{red}{(x^2+2x-2)}(x^2+x+1)+(4x+3) \) ・・・①

\(x=\sqrt{3}-1\) のとき \(\color{red}{x^2+2x-2=0} \) だから

これを ① の式に代入して

\(x^4+3x^3+x^2+4x+1=\color{red}{0}\times(x^2+x+1)+(4x+3) \)
             \(=4x+3\)
             \(=4(\sqrt{3}-1)+3 \)
             \(=4\sqrt{3} -1 \)

おわり!

コメント

タイトルとURLをコピーしました