曜日の規則
1 週間は 7 日。つまり,曜日は 7 日で 1 巡するのです。
これは,
7 日後が今日と同じ曜日であること
を表しています。
\(15\div7=2\) あまり 1 であることから
15 日後の曜日は 1 日後(明日) の曜日と同じであることもわかります。
ところで,1 年は 365 日 または 366 日です。
\(365 \div 7=52\) あまり 1 ,\(366 \div 7=52\) あまり 2
より,
365 日後の曜日は 1 日後(明日) と同じ,
366 日後の曜日は 2 日後(明後日) と同じ であることもわかるでしょう。
40 年後の曜日を考える
前項の結論から,
①「1 年進むと 曜日は 1 つ進む」
②「ただし,うるう日をハサむときは 曜日は 2 進む」
がいえます。
① から 40 年進むと 曜日は 40 進む が成り立ち,
40 年間のうるう日 は \(40\div4=10\) 回あることと ①,② から
40 進むうちの 10 回は 2 進み,合計 50 進むことになります。
曜日が 50 進むことは,
\(50\div7=7\) あまり 1 より
曜日が 1 進むことと同じです。
今日は日曜日。日曜日の 1 日後は月曜日ですから,
「40 年後の今日」は月曜日だと結論づけられました。
なぜ 1901 年 ~ 2059 年 ?
40 年後の曜日はシンプルな計算によって知ることができました。
ただ,うるう年(うるう日をふくむ年) の規則の問題で本題の法則が成り立たないことがあります。
既知の通り,うるう年は西暦が 4 の倍数の年 に限られます。
意外にもあまり知られていないのですが,4 の倍数の年すべてがうるう年になるわけではありません。
4 の倍数の年のうち うるう年にならないのは,
400 の倍数を除く 100 の倍数の年
です。
( 前回は 1900 年,次回は 2100 年が「4 の倍数だがうるう年ではない」年ですね。)
そのため,この例外を除外するために本題のような条件が加えられたのです。
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